「人が創る」八ヶ岳のおもてなし@北杜市社会教育講座
今回は、北杜市の社会教育講座ということで、
「人が創る」八ヶ岳のおもてなし
と題しまして、お話しをさせて頂きました。
「人が創る」としたのは、
いくら素敵な景観や、施設、美味しい食事があって
満足しても、それは期待値以上には
なかなかならないんですね。
でも、人の「心」のこもったサービスは、
期待を大きく超えることができて、
いつまでも相手の心に残ります
そして、また来たい、という確かな動機になるんですよ〜
ただ美しい景色をみたり美味しいものを食べたり、
かわいい羊に触ったりは、
「出来事」ですが、「やさしさ」「思いやり」が感じられ、
感情が動く「体験」というのは、受け取る人の人生そのものを彩ります
「接客」「サービス」は、目の前のお客様のため、
お客様の立場になり、できる限りの事をして差し上げる。
今、このときを演出するイメージですが、
「おもてなし」というのは、今目の前にいない人を思い、
準備をして、心を砕く、さりげなく思いやりの心を伝える、、、
時には伝わらないこともある。でも、
その「心」そのものを大切にします。
そう、日本の茶道にも通じますね。
そして「日本人のおもてなしの心」は、
在職中にも、よく外国人から驚きと共に
お褒めを頂きました。
しかも、それはベテランだけで無く、経験の少ないCAも
同じように持っていたと思います。
日本人のDNAに組み込まれているのですね。
地域のおもてなしで大切なのは、お店や観光施設の方だけが
おもてなしをすればいいわけではないんです。
地域の人達が笑顔で、親しみやすく、また、地域の良さに誇りを
持っていれば、それだけで魅力的な
おもてなしの場所になるはずです
そして、
そのおもてなしの心は、日本人なら誰でも自然に持っている
これが伝われば、今回の講座は成功なのです
教育講座なので、直ぐに役立つ実習も
ふんだんに取り入れますが、
「なんのために」それをするのか、
と言うことが重要ですよね。
ということで、カリキュラムを考えました!
山梨には、
「おもてなし山梨観光振興条例」というのがありますよ〜
条例というのは、地域の法律ですね。
と、その前文に
ええーーっ(@ ̄Д ̄@;)
「県民は山梨県の豊かな自然や特産物等の魅力や
価値を理解しているとはいえない」
と、書かれちゃってます
ま、確かに、住んでると、なかなか郷土の歴史とか、
特産物とか、当たり前になてしまってということはありますよね。
私は歴女で、たとえば武田神社は武田三代のお城だったなんて
萌えてしまうんですが、地元のお友達は、
「へーそうだったの?」くらいです。(笑´∀`)
私だって、実家のある横浜の観光地は余り知らなかったりします。
生活の場ですからね〜〜。観光は遠くに行きたいですから
実は今回、参加者の皆さんは年配の方も多かったんですが、
「うん、うん」とうなずいて聞いて下さっていました。
さあ、では、おもてなし山梨のページにある、
おもてなし体験作品集を見てみましょう。
20以上の事例が書かれており、
人の温かさをレポートしていました。
・電車の駅を間違い入学試験に遅刻思想になったが、近くにいた駅員さんが、
トラックの運転手さんに頼んで送ってくれた。間に合った。
・食事に制限があったが、特別食を出してくれた
ホテルでのおもてなしが素晴らしかった。
富士山は見えなかったがまた来たい。
→富士山は見えなかったんです、でも
また来たい、と言っている〜〜
・・・そういうことなんですね
そして皆さんに投げかけたのは、
皆さん、多分、自分だったらそうして上げたいですよね。
ここが、日本人のおもてなしの心なんです。
おもてなしの心を届けるには、
やはりきっかけや形も必要
でもここは八ヶ岳。
かしこまる必要はありませんが、基本は
押さえておきましょうね
特に挨拶は大事ですよ〜〜
道に迷っているひとがいたら、積極的に
声かけしましょうね
ということで、1時間半という短い時間ですが、
地域の「おもてなし」の必要性について、
お話しさせて頂きました。
今後、今回の講座をきっかけに具体的に、
観光課の方とも協力しておもてなし活性化の活動が
進んだらいいな、と思っています。
なにか、アイディアがあったら、ぜひお知らせくださ〜〜い